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2010/04/16

「TURNT UP」の再請求とデビュー・アルバム

ROSCOE DASHが、昨年夏に地元アトランタのグループTRAVIS PORTERの「I'M A DIFFERENTER」のミックステープで「ALL THE WAY TURNT UP」を聴いたときの最初の反応は「何が起こっているんだ?」だった。

「ALL THE WAY」はDASHがつくったものだったからだ。彼はSoundclick.comからVIVE BEATSを買い、そのために歌詞を書いた。しかし、このミックステープでは、DASHは単なる参加アーティストでしかなかった。

このラッパー(本名JEFFREY JOHNSON JR.)は、マイナスのものを前向きにしてきた。彼は楽曲に対し抗議することもできた。

20歳のDASHは、MMI/MUSICLINE/ZONE 4/INTERSCOPEと契約し、6/1にはデビュー・アルバム『READY SET GO!』のリリースを予定している。

ビルボードHOT100で46位、HOT R&B/HIP-HOP SONGSで18位になった「ALL THE WAY TURNT UP」以外では、このアルバムには、やる気をかき立てられる「ALL I KNOW」、YOUNG JEEZYが参加した「POP A BOTTLE」、タイトルは未定だがCHRIS BROWNと共演した楽曲などが収録されている。第2弾シングルの「SHOW OUT」は、HOT R&B/HIP-HOP SONGSで83位から74位になっている。プロモーション・ビデオは今週撮影され、来月には披露される予定だ。

彼は楽曲を奪われたことを思い出して、「ある晩、クラブに向かう途中で、(TRAVIS PORTERのメンバーの)STRAPがこの曲を聴いて言った“これは気に入った”。私は2番と3番の詩を曲にあて
た。でも、昨年8月にそれがリリースされたときには、そのミックステープには彼らの名前があったので、聴いた人は彼らの作品だと思っただろう」とDASHは話している。

そのときはATLとして知られていたDASHは、この取り違えについてTRAVIS PORTERに申し出ると、それは誤植で、ミックステープの次のプレスから訂正されると言われた。彼らのPORTER HOUSE LABELと契約する瀬戸際で、DASHは他に探そうと決めた。

2009年の秋に、パーティ・プロモーターのL.A.DA.BOOMMANに出会い、彼の制作会社MMI(MAKING MOVES INC.)と契約した。
それからDASHはANTHONY “TA” TATE率いる
MUSIC LINE GROUPとチームを組み、プロデューサーPOLOW DA DON のINTERSCOPEのZONE 4レーベルと契約した。

一方の困難なスタートのことでは、DASHはTRAVIS PORTER に対して少しのわだかまりも感じていない。「ただ自分のことを認めてほしいだけ。自分の恩恵を失わないようにしなければならなかった」と話している。

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